イオン化部はマトリックス支援レーザー脱離イオン化(MALDI)、質量分離部が飛行時間型の質量分析計(TOF-MS)。MALDI はマトリックスと呼ばれるイオン化を促進する試薬を試料と共にサンプルプレート上に結晶化させ、そこにレーザー光を照射する。マトリックスはレーザー波長に対して吸収を持っているので急速に加熱され試料と共に気化される。試料は気相反応(プロトン移動など)によってイオン化し、TOF-MS と呼ばれるイオン源で発生したイオンがフライトチューブ内を飛行し検出器まで到達する時間によって質量を測定する装置により分離、検出される。MALDI によるイオン化は穏和で試料分子の分解が起こりにくく、TOF-MS は分子量が数万〜十数万のタンパク質のような高分子を測定することが可能であり、発生したイオンの大部分が検出器に到達するため感度も高い点が挙げられる。
(主な仕様)
横山利彦センター長
売市幹大技術員 [ uruichi@ims.ac.jp ]
藤川清江技術支援員 [ fujikawa@ims.ac.jp ]
0564-59-5516(売市、藤川)山手地区
[設置場所:山手4号館403]
[支援形態/単価]
成果 公開 |
大学 官公庁 |
協力研究 | − |
施設利用 | 無料 | ||
技術代行 | − | ||
民間 | 施設利用 | 5200円/時間 | |
技術代行 | − | ||
所内 | 施設利用 | 無料 | |
成果 非公開 |
民間 | 施設利用 | 10300円/時間 |
技術代行 | − |
−: 支援なし