単結晶X線構造解析は、分子の立体構造を決定する上で最も強力な分析方法である。しかしながら、この手法を用いるためには、構造を明らかにしたい試料の単結晶が不可欠であり、単結晶作製は時として大きな困難を伴う。
藤田らが開発した「結晶スポンジ法」は、細孔性錯体の結晶(結晶スポンジ)を試料の溶液に浸すことで試料分子を結晶スポンジの細孔内に導入し、単結晶X線構造解析により試料分子の立体構造を明らかにするという「結晶化不要の単結晶X線構造解析法」である。本ナノテクノロジープラットフォームでは、結晶スポンジ法を用いて、提供を受けた試料の立体構造解析の支援を行う。また、結晶スポンジ法に関連した協力研究も広く受け付ける。
(主な仕様)
[支援形態/単価]
成果 公開 |
大学 官公庁 |
協力研究 | 無料 |
施設利用 | − | ||
技術代行 | − | ||
民間 | ◆共同研究として実施 | 要相談(H31.4.1より) | |
所内 | 施設利用 | − | |
成果 非公開 |
民間 | ◆共同研究として実施 | 要相談(H31.4.1より) |
−: 支援なし
※協力研究として実施