• ホーム  >>  結晶スポンジ法を用いた分子構造解析

単結晶X線構造解析は、分子の立体構造を決定する上で最も強力な分析方法である。しかしながら、この手法を用いるためには、構造を明らかにしたい試料の単結晶が不可欠であり、単結晶作製は時として大きな困難を伴う。
藤田らが開発した「結晶スポンジ法」は、細孔性錯体の結晶(結晶スポンジ)を試料の溶液に浸すことで試料分子を結晶スポンジの細孔内に導入し、単結晶X線構造解析により試料分子の立体構造を明らかにするという「結晶化不要の単結晶X線構造解析法」である。本ナノテクノロジープラットフォームでは、結晶スポンジ法を用いて、提供を受けた試料の立体構造解析の支援を行う。また、結晶スポンジ法に関連した協力研究も広く受け付ける。

仕様 

結晶スポンジ法を用いた分子の立体構造解析
結晶スポンジ法に関連した協力研究

(主な仕様)

型式
Rigaku社製 XtaLAB P200
X線源
回転対陰極型、Mo/Cuデュアル線源
Mo:50kV・24mA(1.2kW)
Cu:40kV・30mA(1.2kW)
ゴニオメータ
1/4χゴニオメータ
検出器
PILATUS 200K
温度可変
100K〜室温
ソフトウェア
CrysAlisPro
型式
Rigaku社製 SuperNova
X線源
封入管型、Mo/Cuデュアル線源
Mo/Cu:50kV・0.8mA(40W)
ゴニオメータ
κゴニオメータ
検出器
Atlas S2 CCD検出器
温度可変
100K〜室温
ソフトウェア
CrysAlisPro
その他、結晶スポンジ法に必要な試薬・器具一式を提供する。
また、必要に応じて、高速液体クロマトグラフ、ガスクロマトグラフ分取システム等を併用することもある。

[図]



  • 協力研究・施設利用の場合は、放射線業務従事者登録が必要です。
担当者
藤田誠卓越教授
横山利彦センター長
三橋隆章特任助教 [ tmitsuhashi@ims.ac.jp ]
0564-59-5583(三橋)

[設置場所]
 XtaLAB P200:山手3号館1階X線回折測定室
 SuperNova:山手3号館4階共通測定室
Rigaku XtaLAB P200 Rigaku SuperNova

[支援形態/単価]


成果
公開
大学
官公庁
協力研究 無料
施設利用
技術代行
民間 ◆共同研究として実施 要相談(H31.4.1より)
所内 施設利用
成果
非公開
民間 ◆共同研究として実施 要相談(H31.4.1より)

  −: 支援なし
  ※協力研究として実施